トランジスタ・ブレイン

しがないAヲタによる赤西ネタとバンド系音楽ネタメインのブログです。最近はUVERworldがアツい
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映画【重力ピエロ】を見て来た

先日妹と【重力ピエロ】(原作:伊坂幸太郎)を見に行ってきました。

20090609232255.jpg


※ネタバレ有りの感想は追記に畳んであります※

東野圭吾氏に続く勢いで作品が映像化されている作家さんですね。(今日から「ラッシュライフ」が公開されてます)

原作は高校生のときに図書室で借りて読んだのですが、今回映画を見に行くにあたり文庫版を買って読み直しました。

「春が二階から落ちて来た」


という冒頭が非常に鮮やかで印象的な作品です。

(ベストセラーになっているのは知っていましたが、まさか120万部を超える大ベストセラーになってるとは思ってませんでしたよ。映画の公式HP見てビビりました)

大筋は頭に有ったけど、忘れてたシーンや改めて考えさせられるシーン多々。
文庫化の際に改稿されているのでお初のシーンもありました。(管理人が読んだときはハードカバーしか無かった)

再読してみて「自分はやっぱこの話が好きだなぁ」と。

扱ってるテーマとその結末故に賛否両論が巻き起こってるみたいですけどねー。
管理人的には「この結末を肯定するかしないか」と「この話が好きか嫌いか」といういうのは別問題だと思ってます。

カテゴリはミステリー小説だけど、ハッキリ言って「ミステリー要素」はオマケというか、緩衝に近い、という印象。


家族は如何にして家族か。
確信犯。
罪と罰。
業。
繰り返す。
矛盾。
社会的刑罰と感情。


「本当に深刻な事は、陽気に伝えるべきなんだ」

「重いものを背負いながら、タップを踏むように」

「ピエロが空中ブランコから飛ぶ時、みんな重力のことを忘れているんだ」



伊坂氏の小説は「重力ピエロ」以外に初期作品を3冊読んだ事がありますが、映像化されたものを見るのは初めて。

この映画は原作持参すると社会人200円引き・学生100円引きという割引サービスをやっているので、原作を持っていき妹に適用(妹は社会人だから普通に見ると1800円かかる)。

地元近辺では一番大きいシネコンで見たんですけど、しかしまぁ相変わらずのガラガラっぷり。
この映画館、いつ来てもたいていガラガラ。どうやって採算取ってんだろうかといつも思う。グッズや軽食販売だけで本当に何とかなるもんなのか・・・・(シネコンはどこも似たような状況だとは聞きますが)


以下、映画版【重力ピエロ】の感想(ネタバレ有りなのでご注意を)





まず率直に言って。一点だけ非常に気になるというか、判断し辛いシーンがある。

小説版の終盤にある泉水と春のペットショップでの会話と、病院帰りでの会話。
映画版ではこの2つの場面での会話が自宅での会話に変わってたけど、ここちょっと端折りすぎじゃないか・・・?

映画は基本的に小説とは別ものだと思ってるので逐一「ここが原作と違う!!」なんて目くじら立てる気はないんだけど。

でもあの会話を削り過ぎたらそれこそ「ごく普通の家族の話」になってしまうんじゃないだろうか。
全部削られてる訳では無いんですけど、しかし、あれはどうなんだろうか。

この1点が気になり過ぎて素直に「良い映画だった」と言えない状態。(とか言いつつブログパーツ張っちゃったんだけどさ)

うーん、もう1回見に行こうかな・・・。


逆に言えばこの1点以外は基本的に良かったんですよねー。
(お父さんは謎解きに参加してないのにどうしてラジオだけで「悪い事」が分かったのかとかはもうあえて深くは追求しないよ)

役者さんも素敵だったし、映画の空気に大袈裟な波がなくて、伊坂氏の言うところの「低温のロックンロール」なテイストになってたと思いますし。

うん、基本的に役者も空気も非常に良かった。


最初と最後の「春が落ちてくる」シーンはお見事。(というかこのシーンだけは何が有っても見事でなくてはいけない)

葛城殺害の舞台を学校ではなく炎に囲まれた場所に設定した事もなかなか良かった(「コノハナノサクヤビメ」のエピソードが原作より活きてる)。

あと、泉水が窓ガラス割った時の春の子供みたいな笑顔ね。あれは小説には無かったシーンだけど、いい。凄くいい。

つーか原作の時点でうっすら漂ってた「兄弟萌え」の要素が実写だと3割増になってるよね(オイオイ)

先に見ていた友人(原作未読)が「あれを兄弟の絆とか家族の絆とかって言って良いのか?」と真顔で言ってた意味が分かった(笑)。

いや、別にそういう要素を狙ってやった訳ではないと思いますよ。
原作の時点で「春」はその生い立ち故にブラコン気味だったので、原作に忠実ではあるんです。
ただ岡田将生君のビジュアルでそれをやると強烈なんだなぁ・・・と。(しみじみ)

そう、春役の岡田君がでらイケメン。
んで、岡田君は演技的にはまだ固いシーンもあって、「まだまだこれからの役者さん」という印象もあるんですがちょっと感心したのが「利き手の設定」。

映画冒頭で春が地図にマーカーで印をつけるシーンがあるんですけど、左手でマークしてたんですよ。
「あれ、春が左利きなんていう設定あったけ?それとも岡田君が左利き?」って思ったんですけど、どうやら岡田君は春に対して左利きのイメージがあったらしく、「左利きの練習」をしたみたいなんですよね。

「左利きの春」って凄くしっくりくるんでその「役作り」は正解だなぁと思いました。
(しかしバットで殴るシーンとかもちゃんと左利きの動きだったかどうかが思い出せない/笑)

「夏子」さんが非常にいい味だしてました(笑)。原作と違って、本来の容姿のコンプレックスを未だに引きずっているんだなと感じさせるキョドリ具合と喋り方。怪しさ満点。
結局春を追いかけるのやめてないじゃんっていう(笑)。

渡部篤郎氏演じる「葛城」はほんとにどうしようもない悪党な感じで素晴しい。
鈴木京香氏はちょっと個人的なイメージとは違ったかなぁ・・・。演技は当然の如く上手いのですが、年齢的にはもう一回り若い女優さんが良かった気が。

小日向氏のカツラは一体何の冗談ですか(爆)。妹はカツラの小日向氏が映るたびに笑いをこらえてましたよ。
現在の父役は凄く良かったです。癌を告白するときのあっけらかんとした感じとか、イメージ通りです。「救済」のシーンも押し付けがましくなくて良い。

加瀬亮氏も凄く自然で良い。あの、ちょっとだけ弟に対して卑屈になってる空気がすっごく可愛い(笑)。
本気で卑屈なんじゃなくて、ちょっと拗ねた感じね。「何でお前の水だけ外国製なんだよ」ってシーンは割りと気に入ってます。
走るシーンとかで運動神経の良さを感じさせるんで、「見かけに反して(失礼)運動神経良いのかも」と思ったら本当に良いんですね。

あと兄弟の子共時代を演じた子役2人はナイスキャスティングです。凄い(笑)。



そんな訳で微妙に評価保留な映画版【重力ピエロ】でした。

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Comment

返信>ブラウニーさん
編集
初めまして。

バンデイジの番協記事がきっかけで当ブログに来られるようになった方が割りと多いので、番協の威力を実感する次第です。

基本的に人にモノを説明したりするのがヘタな人間なんで文章を書くのにやたら時間掛かったりする事もあるんですけど、何かしら伝わっていれば幸いです(・∀・)

赤西論に関しては今回のソロ「WONDER」に絡めつつ、久々にちょっと書こうかとは思ってます。あまり期待しないでおいて下さい(笑)。

あ、ちょうど「天然コケコッコー」見てみようと思ってツタヤに行ったらレンタル中だったんですよ。
岡田君、綺麗な顔立ちしてますよね。「重力ピエロ」でも存在感ばっちりでしたよ。

コメントありがとうございました!

2009年06月15日(Mon) 02:06
No title
編集
初めまして

バンデイジの頃から時々拝見してます
了さんの掘り下げたセンスある文章力にいつも
感心しています
本を沢山読破されてきたから、表現力豊な
研ぎ澄まされた文章が書けるのでしょうね

私は了さんよりだいぶ年上ですが、赤西ファンです♪
赤西論の続編も楽しみにしていますよ

重力ピエロまだ、読んでないし見てないですけど
読んで見てみたいって思いました

岡田くんは、天然コケコッコーを初めて見たとき
この人くるなーって感じました
あの存在感 今からの成長が楽しみですね
佐藤健くんもなんだか気になる俳優の一人です
演者はやっぱり目ヂカラがポイントですね

了さんのツボにはまる日記これからも楽しみにしています

2009年06月14日(Sun) 10:24












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